積みゲーを崩す記録

ゲームしたり文章書いたりもの作ったりする人のブログ

最近読んだ漫画のおすすめ

投稿系の作業に使ってたfirefoxがアプデしたら使いにくくなったのでOperaにして色んなサイトを設定し直したりしました。まだちょっと色んな機能が危ういです。あと貧血悪化したり手を怪我したりして色んなところで低浮上でした。
そんな訳で漫画の話でもします。それもマイナーでアニメ化もしそうになくてウェブやアプリで読めて、でも私が紙でも読みたいと思うほどの好きなものを。スパイファミリーとかも書きたいなと思ったけどあれはほっといてもアニメ化するしすでにいろんな人が感想を書いているからやめておこう。ニッチなもんについて書いたほうがいい。

 

 

かげきしょうじょ!!(マンガParkで読めます)
宝塚音楽学校みたいな学校に通う少女たちの話。元はジャンプ系の雑誌でやってて白泉社系に移籍したらしい?。読むならそのジャンプにあった分(シーズンゼロ)から読んだほうがいい。
主人公は男役でも長身すぎる体格とすごい才能の持ち主で、なんというかのだめタイプの変人型天才。元アイドルで男嫌いの同室の子がデレるまでがシーズンゼロ。デレてからが現在連載中の話。
宝塚って興味なくて私の人生にそこまで関わらなかったのにそれでも読ませる物語。メイン以外のキャラもこれ主人公になれたのではと思うほどに魅力的です。
百合かと聞かれたら百合なんだけどそもそも百合愛好家の言う百合は範囲が広すぎる。男女で好きとか気になるもあるし主人公は彼氏がいるけどそれも事情あっての男女交際。友達いなさすぎて距離感わからない子もいるし、同性愛の人もいるし普通にスターに憧れたりとかもある。とりあえず言えることは女の子が多い。


星空のカラス(マンガPark)
少女漫画での囲碁漫画。ヒカ碁のプロ試験編まで楽しめた人ならこれも楽しめると思う。囲碁詳しくなくても読めるものです。
主人公は大人に見える十三歳で、複雑な家庭の事情で囲碁ができなくて、高校生プロの師匠に出会って変わってく→プロを目指すというストーリー。
少女漫画だから皆おしゃれ。まぁたまに戦う理由に色恋が関わってるのでそこは少女漫画かもしれない。プロになったら付き合うとか、主人公(の師匠の座)を取り合って師匠達が戦ったりとか。
読んでて少女漫画なのによくやってると思いました。これを連載で続けるの、すごい。ただでさえ将棋囲碁は題材として難しいと聞くのに。

 

いじめるやばい奴(マガポケ)
『もーまたマガジンはエグい漫画出してー。もしくはなんちゃっていじめなんでしょー』と思いながら読みだしたら予想を裏切られた漫画。
詳しくは漫画を読んでください。まぁいじめなんて普通にする&何度か同じ事をやるだけでダメージを与えられるのだから、バリエーション増やそうにもあっという間にネタも尽きるし、それも生存可能で通報されない範囲でやるのは難しそう。それを活かした頭脳戦が見どころな漫画です。どんどん舞台が広がっていって、転校生→生徒会→よその学校と戦うのがすごい。そのうち世界大会とかあるんじゃないかな。
下らない頭脳戦見るのが好きなら楽しめるかと思います。でも暴力表現は暴力表現なので苦手な人は読まないほうがいいです。
そんな内容なのでこれはアニメ化絶対しないだろうと思ってる。ていうかしないでくれ。


まとめ★グロッキーヘブン(マガポケ)
ラッキースケベ✕暴力ヒロインを男女逆でやってしまうラブコメ。つまりラッキースケベ女子が行く先々で男子のシャツを事故で破り、男子のズボンを事故で下ろす。でも女子的にそれはまったく嬉しくないし、それに怒る暴力ヒロインは男子、しかも格闘技経験者でという詰んだ展開なギャグ漫画。
でもなんだかんだでこの二人がうまくいっててその過程が素晴らしいし、他にも色んな属性の男子が出てくる。少女マンガや乙女ゲーっぽい……と思ったけどテーマがあかんかった。
女子が喜ぶラッキースケベってなんでしょうね。ネクタイを緩める仕草とかがいいって話はよく聞くけど、突然男性の裸を見たってあまり嬉しくはないような。どっちかというと露出狂を連想してしまいそう。


君の事が大大大大大好きな彼女(ジャンプ+)
ハーレムラブコメの皮を被ったギャグ漫画かもしれない。全員が納得した上でのハーレムもの。運命の相手(いっぱいいる)と付き合わないとお互い不幸になっちゃうんだから仕方ない。
とにかく主人公が複数の女子と付き合っているのに誠実なのですね。矛盾だけど。平等に愛する努力はしていて、そこが良い。最近ハーレムラブコメでも格差がひどくて、『構う気ないならいっそ開放したれよ……』と思うことがよくあるので。飽きられたペットを見るみたいな目になってしまいとても辛いのです。これはそんな心配なさそうだ。
女の子同士もかわいいかわいいとお互い認めあっていてとても良い。エッチな要素はなくはないけど不快にはならない。というかギャグがあれすぎてこれ興奮できる人いるのかと疑問に思う。


各サイトやアプリを今すぐ見れるよう書いておいたけど、多分ほとんどがピクシブコミックて見れたはず。

わかったんですけど、私、本来興味がなく専門的で何やってるかわからない事をうまく説明してくれる漫画が好きなんですね。上のかげきしょうじょとか。
のだめ(ピアノ)とか昴(バレエ漫画)とか日の丸相撲とか、専門知識がなくても楽しめるものが好きです。多分それは私が頭の出来が悪く漫画やなにかでないと知識広げられないからだろうな。漫画で学んでから知識を拾うようになってくるあのかんじが好き。

あとは大好きな男女カップルのラブコメで、最近乱立するものの中から良いものを見抜く方法に気付きました。メインキャラの友達が魅力的かどうかが大事です。
もちろん魅力的な人間はメインキャラにしてる、しかし友達という創作の設定だけにそんなにキャラを練ってられない……ていうのが多くの作者の心境だと思う。個性的キャララブコメ(『〇〇な△△さん』みたいなタイトルのやつ)だと人物二人だけでも成立するんだろうけど、あえて友達キャラを魅力的にしている作品は面白い。これは自分にも言っておきたいこと、魔法や殺人は経験しなくたって書けるしとくに違和感ないけど、恋愛や友情など身近なものは想像だけで書いているとすぐバレる。


あとエロとグロはないほうが人におすすめしやすいってのはあると思います。ネウロなんて暗殺教室が始まる前だとおすすめしづらかったのです。絵がすでに怖いしギャグっぽいとはいえ死に様があれな事が多いので。
マリみても百合と言われすぎて人におすすめしにくい。あれは見る人が見れば百合だけど一般人から見れば濃い目の友情。
だからおすすめしやすいのはとくに過激な描写のないものだったりする。


まぁ過激な描写は好きなんです。でもどういう過激さによるんですけどね。
私は年々暴力やエロが苦手になってきてそういう欲が衰えたのだと思っていたけど、違うんですね。エログロを求める気持ちが衰えたんじゃなくて優先順位が下がって、モラルが上位ランクインしただけかもしれません。
こうしてわりと暴力もエロスも読めたけど、モラルのないものは変わらず嫌悪しています。ゲームの感想で書いたけど、『俺は困っている人を頼れる仲間と一緒に助けたいんだ!』みたいなことを言うキャラが仲間女子の風呂をのぞくとか。『すべての人は平等に生きる権利がある!』みたいなことを言うキャラが人を迷いなく殺すとかが嫌。
認知の歪みが激しい過激表現が苦手なんですね。真面目なキャラに性犯罪してもいい・殺人してもいいみたいな考えが言わせて作者の認知の歪みが見えるタイプのやつ。
二次元で問題視されるのは『現実と創作の区別がついているか』だけど、認知の歪んでる人は『自分は区別がついているから大丈夫』と思っているからやばい。注意されてもまるで聞かない。そういう人にそういう表現は見せると増長して悪化する。今まで否定されたであろう趣味主義だからこそ仲間を見つけられて嬉しいからどハマリして、それが正しい・認めない奴らが間違ってると思いさらに歪む。いじめっ子がいい例かもしれません。自覚はないし被害者が悪いとか言い出すあたり。
人は誰しも認知は歪んでいるだろうけど、人を傷つけるのはよくない。極端に歪んだ人が犯罪者になりやすい、というのもあると思う。凶悪犯のインタビュー記事で『自分がなんで捕まってるのかわからない。でも自分の主張をはっきり話す』みたいなやつです。
だからそういう歪ませる・歪みを増させる創作が嫌いなんですね。こうはなりたくないから。
そんな事を言う私も気をつけなくてはいけない。私は男女カップル好きだから、もしかしたら歪み続ければ三次元の人に向かって『そこのお前とお前、お似合いだから付き合え。私に認められた事光栄に思え。これはめでたいことなのになぜ不満なんだ』みたいな事を言い出すかもしれない。怖い。