積みゲーを崩す記録

ゲームしたり文章書いたりもの作ったりする人のブログ

賞に出した話

新作という事でもないのですが、カクヨムにて更新です。 
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886425024
メクるで書いた話しを児童小説っぽく修正した話。第7回角川つばさ文庫小説賞に応募。

文字数の関係で急遽終わらせる必要があったのでメクるにはない場面を書き足しました。

 

メクるのは大人が読む小学生の話だけど、カクヨムのは小学生でも読める小学生の話のつもり。地の文での難しい単語を減らしてます。
角川つばさ文庫に応募できるので応募してみた。こんなん小学生の親や先生は子供に読ませたくはないやろとは思う。けど小学生が読みたいと思う内容にはしてるつもり。

そもそも私は本を読むようになったのは高校生になってからです。小学生のときなんて漫画しか読まなかった。けどなんで読まないかを考えてみたら、読みたいと思える本がなかったのだと思います。学校の推薦図書は理解できないとかいい子ちゃんすぎてとっつきにくいからとか、そんな理由です。
六年零組〜は小6の私なら読みたいと思うはず。なので応募してみました。


本をあまり読まない人が書く小説こそ需要があると思うんですよね。私は本を要点しか読まないところがある。プロローグに悪者が悪巧みしてる場面とか読み飛ばしがち。だってその時には意味のわからないやりとりなので(二度目は読む)。
あと登場人物の描写は一行で済ましてほしい。「大型犬みたいな青年」とかそういうシンプルで的確なのがいい。「蜂蜜色の髪に菫色の瞳で眉がどうとか鼻がどうとか輪郭がどうとか」とかは確かに細かくてわかりやすくはあるけど読んでて疲れる。
多分本好きな人は全部を読むし凝った描写が好きなんだろうけど、私のようなにわか本好き人間は読みやすいのを好むのでしょう。

でもにわかもいつか真の本好きになる場合もあります。本は経験値だから。読めば読むほどレベルがあがる。
最初は簡単シンプルなスライムから経験値を稼がないといけないし、その後も狩り場を間違えてはいけない。こつこつやる、もしくは自分の好きな分野で経験値を稼ぎやっと真の本好きになるのではないかと思います。
けどレベル1の勇者に中ボス〜ラスボス(課題図書など)を倒せと言っているような親や教育関係者は結構いると思う。本を読むのに大事なのは狩り場を間違わないことだと私は考えます。で、低レベル層の狩り場として私の小説が必要なのだと推していきたい。

 

ストーリーについてはいじめとか小学生の問題を明るく前向きに解決していく話です。私は前に教育関係のボランティアみたいなことをしたことがあって、クソ教師エピソードがすごく聞こえてくるんですよね。なのでそのエピソードを活かす事にしました。いじめはもう起きてしまうのは小学生として仕方ないが、教師が対応を間違ってはいけないと思う。

あと意外かもしれませんが、一番やばいと思うのは六年零組〜みたいな『長身の女の子への男子のいじめ』だと思う。
どういうわけか長身の女の子がいじめられる場合、ハサミやカッターや棒で加害される事か多い気がする。

多分、体格で負けてる男子達が長身女子に勝つには武器を使うしかないと考えるのかもしれない。それで大怪我させるまではいかないけど、刃向かえないようにする感じ。
それに小学生くらいの長身女子は周囲と体格違いすぎるためとてもおとなしく振る舞っている子が多いのも原因か。

しかしなんでまた男子は長身女子にそんな事するんだろうな。劣等感か、『強そうなやつを倒すオレつえー』アピール?
なんにせよ意外にひどくなりやすいいじめだからそういう子がいたら気を配って上げてほしい。背が高いっていう喜ばしい特徴でなんでいじめられなきゃならないんだよ。 

ちなみに私の小学校クラスメイトでも小夜子みたいないじめられ方して刃物使われた子がいたけど、その時いじめてた連中は大人になっても背が低かった。作中でザクロとたすくが言っていた伸び神の呪いは存在するんだな、と自分が過去に書いた文章に納得した。